三菱重工業は、家庭用ルームエアコン「ビーバーエアコン」の新シリーズで、高いAPF(通年エネルギー消費効率)を達成した最高級モデル、SRシリーズ(6機種)を2013年11月上旬から順次発売している。
細胞への浸透力が高く、肌の水分量を増加させる
人の動きを検知する人感センサーの機能を高度化し、節電性能だけでなく快適性を高めたほか、美肌効果とウイルス・菌抑制効果の高いナノミストイオン発生機能や、別売のハイブリッド加熱気化式加湿器との連動運転機能を搭載した。
人感センサー機能は、人の動きを検知して設定温度を自動調整するもので、冷やし過ぎや暖め過ぎをセーブして省エネ(節電)をアシスト。SRシリーズでは、人の不在を検知してセーブを開始するまでの時間を既存モデル(SPシリーズ)の60分から15分に短縮したほか、自動停止までの不在時間を4時間から1時間に短縮するとともに、人が戻ると自動で運転復帰する機能を新たに搭載した。
ナノミストイオン発生機能は、ナノミストとプラズマイオンを同時に放出し、美肌効果とウイルス・菌抑制効果を発揮する独自の機能。空気中から捕集した水分を透湿膜に通して、直径が約10~40ナノメートル(nm、10億分の1メートル)と、通常の水蒸気(直径約6000nm)と比べて非常に細かいミスト(ナノミスト)を放出することから、細胞への浸透力が高く、肌の水分量を増加させ、保湿効果をもたらす。
また、空気中の水素と酸素にプラズマ放電を加えることでつくり出されるプラズマイオンは、部屋に漂うウイルスやニオイ、菌などを抑制する。冷暖房をしない時期でも単独運転によってナノミストイオンを発生させることができる。
ハイブリッド加熱気化式加湿器との連動運転機能は、グループ会社である三菱重工冷熱が販売している「roomist」SHKシリーズ3機種と連動する。
オープン価格。