将来は…スーパーで精算時にスマホがデータ受信
レシーピ!は2013年7月1日にリリースされ、DNPによると、その後4ヵ月間のDL数は約30万。うち8割がユーザー登録をするなど、その数字からも利用者にとって使い勝手がよかったことがうかがえる。
DNPは当初、9月1日から有料化(170円)を計画していたが、当初の想定を超えるDL数に「こんなにニーズがあるのであれば、無料でより多くの人に使ってもらおう」と、無料期間の無期限化を決めた。
パソコン(PC)が家庭に普及し始めたころ、主婦たちの主な使い道の一つは家計簿だった。記入や計算の手間が省けることが続ける決意を後押ししたためだが、多くの人は結局、面倒になったり忘れたりで挫折したという。ところが、いま、PCにかわって普及の速度を速めているスマートフォンの場合は、時や場所を選ばず使える機動性のほか、いたれりつくせりのアプリが、後押しどころか手を引いてリードしてくれるガイド役となり利用者が急増している。
「付けなくて済む」を達成するためレシーピ!はこれからますます進化する見込み。嶋岡室長によれば、スーパーなどのレジで精算時に、そのデータがスマホに送られレシーピ!が読み取り、買い物時に家計簿が付けられるようになる仕組みが実現間近で、一部で運用されるという。