イスラムの人々から尊敬される日本人
海外の対日観を扱ったものでは『イスラムの人はなぜ 日本を尊敬するのか』(宮田律著、新潮新書)を東京新聞が紹介している。現代イスラム研究センター理事長の著者が、接してきた親日感情から「 イスラムを過剰に怖れる必要はない」と力説する。かの国々では日本のアニメやマンガが引っ張りダコだとはよく聞くが、底流に日本を理想的社会と受けとめる庶民感情があるという。評者は比較文学者の四方田犬彦さん。
中国との軋轢にもうウンザリのところへ「私たちが思っている以上に、日本人は(イスラムから)尊敬されている」なんて言われたら、これはジーンとくる。癒される。
(ジャーナリスト 高橋俊一)
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