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若者減なのに大学増設の異常事態

   ほかには『笑うに笑えない 大学の惨状』(安田賢治著、祥伝社新書)が朝日新聞に小さく。少子化、若者減にもかかわらず、大学・学部の新増設が続き、競争率は低下の一途、私大の半分が定員割れ。それでまだ新設の動きが止まらなければ、もはや異常事態だ。

   「名前を書けば入れる」「出たところで高卒の仕事」の大学もあると本は告発する。その先に待つのは学力低下と就職難。ゆがんだ実状にあきれるほかはない。

(ジャーナリスト 高橋俊一)

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