猛暑に豪雨に竜巻、秋になると台風の襲来。今年ほど異常気象に見舞われた年も珍しい。これまで経験したことのないような暴風や大雨はこれからも続きそうだ。天気予報が頼りだが、どこまで信頼できるのか。異常気象から身を守るために「気象学」に挑戦してみよう。
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天気予報が当たらないと思っている人へ
『天気と気象についてわかっていることいないこと』
「天気予報が当たらないと思っている人にこそ読んでもらいたい」と案内にあるが、昨今はだいぶ当たるようになった。昔は「晴れ時々曇り、ところによってにわか雨」などという大雑把な予報もあった。今はごく狭い範囲の時間ごとの移り変わりを知らせてくれるが、それだけに、より厳密さが求められるようになったのかもしれない。
ベレ出版の『天気と気象についてわかっていることいないこと』(編著・筆保弘徳、芳村圭、著・稲津將、吉野純、加藤輝之、茂木耕作、三好建正、1785円)は、気象学の最前線に立つ気鋭の研究者たちが集中豪雨や台風、竜巻などはどこまでわかっているのか、予報の技術はどこまで進んでいるのかなど、最新の天気予報と気象学の最先端情報を興味深く伝える。