【書評ウォッチ】スカイツリー新名物は「エビぞりのおじいちゃん」?! ユーモラス、でも真剣だ

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日本の風景、それぞれの視点で

   『原風景のなかへ』は、心に残る景色や場所を求めて二本各地を歩いた画家初の画文集。火山や河川、山ふところの神社、延々と連なる棚田など。熊本県阿蘇の根子岳、千葉の佐原、山梨の笛吹川、東京なら佃島、奈良の明日香村もある。ただし、単なる写実ではなく、「むしろ見えないものを描くもの」と著者。「淡く、澄んだ色調になる。独特の安野ワールド」と、評者の原真人さんが称賛している。

   『風景は記憶の順にできていく』は、かつていた思い出の地を再訪した作家の一冊。なつかしさと変化。新橋、国分寺、武蔵野、四万十川など。変わったのは風景か、それとも人間か。「現代日本の風景論」「省察の本でもある」という評者は政治学者の宇野重則さん。

(ジャーナリスト 高橋俊一)

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