トヨタは2013年9月9日、「クラウン」シリーズの最上級ラインナップ「マジェスタ」を全面改良し、発売した。全車がハイブリッド車(HV)となっている。
「4台のカメラで状況把握できる」モニターも
1991年に発売された初代マジェスタから22年。今回の全面改良で6代目となる。
直噴技術D-4S搭載の3.5L・V6アトキンソンサイクルエンジンを採用し、FR専用2段変速式リダクション機構付きハイブリッドシステムも搭載した。それによって、主に大型自動車に搭載されている「V8エンジン」に匹敵する加速性能を誇り、かつリッター18.2キロを実現。環境性能と走行性能を両立した。
向上した走行性能を活かすための運転支援装備も充実。レーダー検知式の「ブラインドスポットモニター」や、車両前後左右4台のカメラを用い周囲の状況を把握できるよう映像を合成・表示する「パノラミックビューモニター」といった、先進的な装備が実装されている。
エクステリア最大の特徴は「王冠」の復活だ。「クラウン」シリーズを象徴する王冠エンブレムと王冠を連想させるフロントグリルを2世代ぶりに配し、エクステンション部の黒いヘッドランプと合わせ、「高級車らしい精悍な顔つき」に仕上げた。
価格は610万円から。