アップルが2013年9月10日に発表すると噂の「iPhone5C」と「iPhone5S」。その宣伝をチャイナテレコムがフライングで公開してしまったようだ。米ウォールストリートジャーナルが、この流出騒ぎをサイトで6日に取り挙げるなど話題になっている。6日現在、ウェイボーなどで映像の拡散が続いている。
白ベースにグリーン、レッド、ブルー、イエローなど
チャイナテレコムのウェイボーの公式アカウントが9月5日夕、iPhone5SとiPhone5Cを予約受付するという広告を掲載した。投稿はすぐに削除されたが、ユーザーが撮ったスクリーンショット映像が世界中のネットに拡散中だ。
映像は、投稿に貼られたリンク先にあったとされるもので、白ベースのグリーン、レッド、ブルー、イエローなどカラフルな本体が写っている。「5Cには白黒以外のカラーバリエーションがある」との噂通りというわけだ。このリンクは投稿の削除後も機能しており、現在は映像はなく、「もし期待しているなら、名前と電話番号を登録してください」と書かれたフォームにリダイレクトされるようになっている。
6日の米ウォールストリートジャーナル記事では、この流出が「故意か偶然かはわからない」としつつ、「アップルの戦略の重要な転換を示している」と指摘した。
これまで中国本土ではアップル製品が発売されてから購入できるようになるまで数か月待つ必要があったが、本当に画像の通りチャイナテレコムが予約を受け付ける場合、発売当日に入手できる可能性が生じるためだ。
同記事によると、チャイナテレコムとアップルはこの件について何もコメントしていない。