小学生の親子が大きく口を開けて、おいしそうにかぶりついているのは、「スーパービックリマック」や「エビーフバーガー」といった個性的な名前のハンバーガー。これらは小学生が自分で考えて作った「世界に1つだけの」オリジナルメニューだ。
夏休みが終盤に差し掛かった2013年8月24・25日の2日間、日本マクドナルドは、ハンバーガー作り体験や工場見学を通じて、ハンバーガーや食育などについて学ぶイベント「夏の自由研究!親子でおいしい特別合宿」を開いた。同社では初となる1泊2日の合宿形式のイベントで、小学3~6年生の30組60人の親子が参加した。
ビーフパティ工場を親子で見学
この取り組みは「おいしい笑顔プロジェクト」"ハンバーガースクール"第1弾。合宿で体験したことをまとめると、夏休みの宿題の「自由研究」にもなるというもの。最終日に壁新聞として完成させるのを目標に、子供たちは「取材ノート」を手にハンバーガーができるまでの秘密などを調べてまわった。
初日は、ビーフパティを生産するスターゼン千葉工場と、チーズのエムケーチーズ綾瀬工場の2チームに分かれて見学した。見学に同行したスターゼン千葉工場では、見学時にキャップや白衣に着替える必要があり、「すごい厳重!」と男の子が驚きの声をあげていた。工場内に入ると、冷凍牛肉が次々に解凍され、細挽きした肉が丸く成型されていく様子に、親子ともに目を丸くしていた。
2日目は東京の新宿区にあるマクドナルドの新メニュー開発などが行われる施設「マクドナルドキッチンスタジオ」へ。できたてを提供する「メイド・フォー・ユー」を体験するため、施設内に用意された実際の店舗と同じキッチンに入り、クルーの指導を受けながら、子供たちはハンバーガーづくりに挑戦。たどたどしい手つきながら、真剣な眼差しで具材を挟み込んでいた。
また、ドナルドの指導による「親子で食育チャレンジ」のコーナーもあり、体に必要な栄養素の種類について学んだほか、「夢のオリジナルハンバーガー」づくりでは、食育チャレンジで学んだことをベースに、親子でオリジナルハンバーガーを考え出し、試食もした。
そして最後に、これまでに記録してきた「取材ノート」のメモをもとに壁新聞づくりに取り掛かり、親子で2日間の思い出を振り返りながらペンを走らせていた。ハンバーガーの写真や工場内での製造工程写真を壁新聞に張り付け、壁新聞が完成すると、満足そうな笑顔で親子で見つめ合う姿も見られた。