職場が暑い、でも節電も大切…どうすればいい? 夏場に働くオフィスワーカーの本音を調査

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節電対策と冷房改善の両立策は?

   「節電より暑さ解消」の本音が垣間見えた結果だが、実際、暑さを我慢すれば良いという問題ではないようだ。調査によると、職場の暑さが仕事にマイナスの影響を及ぼしている。96.0%もが、能力が低下することがあると回答。「暑さで能率がどの程度下がると思うか」を質問すると、30%以上低下すると答えた人は74.0%いて、低下率の平均値は39.1%だった。また健康面にも影響し、職場を含む屋内で、熱中症の経験がある人は8.7%いた。

   調査結果を受け、システム技術研究所の槌屋治紀所長は、節電対策と冷房改善を両立させる手段として、建物の壁の断熱化や二重ガラス窓・LED照明の導入を挙げ、「エネルギー源を電力からガスに切り替えて空調を行うのもひとつの方法」だと語る。

「これは優れた省エネルギー型建築にはすでに多く取り入れられている技術で、ガスエンジン駆動の冷房システムです。ヒートポンプの一種であり、CO2排出量が小さく効率の高い冷房を実現します。夏の暑い日の午後でも電力不足を気にすることなく、オフィスの能率が低下することはないでしょう」
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