東京・秋葉原UDXの向かいのJR線高架下に2013年7月上旬、「CHABARA」なる商業施設がオープンしたというので、7月下旬の週末に訪れてみた。都心のスーパーぐらいの広さで、なかには小ぶりな飲食店や、全国のご当地食品、食材を集めた「日本百貨店しょくひんかん」が入っている。
クジラ肉、鉄砲漬と千葉名産品が並ぶ
「しょくひんかん」を見て回ると、北は北海道から南は沖縄まで、大小さまざまな「テナント」が百貨店のミニチュア版よろしく70店舗ほど入居し、雑多な商品を並べていた。今やアキバで、ご当地グルメにも会えることになったのだが、お取り寄せやアンテナショップの人気・定番品は少なかった。ただ見方を変えれば、「これから」のご当地食品を先取りできるかもしれない場所と言えるのかもしれない。
そんななか、秋葉原駅側入り口の大きなスペースに陣取り、目立っていたのが「房の駅」(運営・諏訪商店)なるお店だった。「房の駅」は千葉県市原市などのロードサイドに6店舗を構えて、千葉の物産・お土産品を販売しているそうだが、このたび東京初進出を果たしたとのこと。
ここは、クジラ肉、アサリ佃煮や鉄砲漬、びわゼリーなど、幅広い千葉グルメを取りそろえ、もちろん千葉名産の落花生(ピーナツ)も豊富。殻ごと袋詰めにしたものや、みそピーナツなどが定番だが、店内で一際目を引くのは、透明のケースに山と積まれたカラフルな物体である。一見、コーヒー豆かキャンディーのようだが、じつはこれが千葉県産の落花生をカラフルにコーティングした「Rattsu」なるスイーツ。「秋葉原店限定の新開発商品」とのことだ。