「米国産和牛」開発も進める底力に警鐘
ほかに、市場経済といえば『農業超大国アメリカの戦略』(石井勇人著、新潮社)を日経新聞が載せた。環太平洋経済連携協定(TPP)に対して賛否両論が極端に分かれる今、米国のアグリ(農業)ビジネスを政治、企業、研究機関の各面からとらえようとした。穀物商社、種子ビジネス、農機メーカーの底力。それらの競争力強化に大学が邁進する。
高級和牛の遺伝子研究も進んでおり、「米国産の和牛」が国際市場を席巻する可能性にも触れて、日本も競争力を早く強めなければと警鐘を鳴らしている。
(ジャーナリスト 高橋俊一)
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