不倫カップルは大事なお客様
『ラブホテル経営戦略』ラブホテルを経営サイドから見たのが、週刊住宅新聞社の『ラブホテル経営戦略』(著・山内和美、1785円)である。著者によれば、「儲かりそうで簡単には儲からないが、それでもやっぱり儲かる」のがラブホテルだそうだ。これから経営を始めたいという人はもちろん、すでに経営している人にも「目から鱗」の発見があるという。
ラブホテルの利用者はやはり不倫のカップルが多い。彼らは夜には帰らなくてはいけないから長居はできない。ビジネスホテルやシティホテルが1日1回転なのに対し、ラブホテルは昼間の休憩で2回転、夜の宿泊で1回転と1日3回転が平均という。不況にも強い点など経営の基本や実務、運営のノウハウから投資のポイントについてまで、ラブホテルビジネスの全体にわたる指南書となっている。