波のイマジネーションが全編に
このアルバムに関して一つだけ言えば、と小林。
小林「カヴァーアルバムですが、波のイマジネーションが全編にある」
聴いていて感じるのは、確かに70年代のティンパンアレイ系の音へのオマージュ。
小林「そう捉えてもらってもかまわない」
だからこその、この選曲!! オリジナル・アーティストへの限りないリスペクトが込められていて、60~70年代の青春を謳歌していた親父も、胸をぐっと締め付けられるわけだ。
だが、アルバムに収められた音は、確かにカヴァー曲なのだが、どこをとってもnaminoteのオリジナルと言って良いほどの完成度。
それはまさにErikaの歌の力、声の力の賜物。そしてトロピカルな新しい装いを与えた小林の音、アレンジ力。
Erika「20歳代前半の知り合いに聞くと、今回のアルバムに収めた曲を1曲も知らないんです。ビックリでしたが、逆に未知なる音としてそうした若い人たちに聴いてもらえれば嬉しいですね」