「ボサノバっぽい」心地よい揺らぎ感 ナミノート「声の力」で波を味わう

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広い意味のトロピカル・サウンドですか……

   新星堂のオーディション「Chance!」のファイナリストであるにもかかわらず、「Chance!」に出場してからもErikaの歌い手としての生活は、それまでと大差なかったという。

   Erika「人前で歌うこともなく、部屋で歌っていました」

   だが決定的に違ったのが、思いと行動。

   Erika「人前で歌うにはどうすればいいんだろう? そう考えてネットの掲示板で一緒に演ってくれる人を探して。そこで小林さんと出会ったんです」

   Erikaは「本当のところジャズ・ヴォーカルを演りたかった」という。ネット掲示板での小林は、「ジャズ・ミュージシャン風だった」とErika。

   申し分のない相手と思った。

   だが、実際に会ってみるとボサノバをフィールドにしているアーティスト。

   Erika「正直、ジャズじゃないのかよ! と思いました」

   だが、信頼できた。

   小林のサウンド・メイクは、確かにメインのサウンド・テイストはボサノバだが、むしろトロピカル・サウンドと呼んだほうが似つかわしい。これがErikaの声質にマッチした。

   小林「ボサノバっぽいと理解してもらえれば……。むしろサンバの方が近いかもしれないし、ハワイアン的なものもある。広い意味のトロピカル・サウンドですか……。エキゾチックといってもピンとこないし、ボサノバといっておけば理解してもらえるかなと(笑)」

◆加藤 普(かとう・あきら)プロフィール
1949年島根県生まれ。早稲田大学中退。フリーランスのライター・編集者として多くの出版物の創刊・制作に関わる。70~80年代の代表的音楽誌・ロッキンFの創刊メンバー&副編、編集長代行。現在、新星堂フリーペーパー・DROPSのチーフ・ライター&エディター。

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