パナソニックは2013年7月20日、サッカー・ブラジル代表でFCバルセロナ所属のネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオール選手との、4年間のグローバル広告出演契約を更新したと発表した。ネイマールJr.選手が公の場に登場したのは、コンフェデレーションズカップ優勝後初。
高橋陽一さんイラストによる応援企画も
ブラジル・サントスで開かれた記者会見では、
「今後スペインFCバルセロナでも世界中のファンの皆さんから圧倒的な支持を獲得し、トップアスリートの道を歩まれようとしているネイマールJr.選手は、夢、感動、興奮を世界中に広く伝えられる存在になると思います。ネイマールJr.選手と歩みを共にする中で、パナソニックは、ビジネスのフィールドをより一層ワールドワイドに拡大し、よりよいくらし、よりよい社会を実現する製品、ソリューションサービスの提供に努めてまいります」
と契約更新の背景を専務役員・鍛治舍巧氏が説明した。
ネイマールJr.選手はボールにサインをする調印式を行い、
「自分が好んでいないブランドと一緒になったとしてもよいものが生まれない、よい関係が生まれないと思うので、好きではないブランドとの契約にはまずOKを出しません。パナソニックは自分自身が好きなブランドでしたので、心からうまくいくと思っています。このパートナーシップの前からもパナソニック製品を使用していたので本当に好きなブランドです」
と意気込みを語った。
7月22日からは、ネイマールJr.選手を起用したBtoBソリューション事業に関する広告展開を、193か国・地域に向けて順次はじめる。また、ネイマールJr.選手を応援する「Panasonic×NeymarJr.」というタイトルの特設ウェブサイトやSNSも公開する。漫画「キャプテン翼」で知られる高橋陽一さんによる同選手のイラストを使った応援企画なども順次展開予定。
同社は2010年3月に、日系企業として初めて同選手とブラジル国内での広告出演契約を締結した。2011年4月からは2年間のグローバル契約を締結し、ロンドンオリンピックのグローバル宣伝キャラクターなどに起用した。今回、2016年リオデジャネイロ五輪を見据え、契約期間を4年間に拡大し、オリンピック連動の広告展開や同社のエコ活動、次世代教育支援といったCSR活動のアンバサダーとしての活躍も見込んでいる。