熊本県のアンテナショップ「銀座熊本館」は東京銀座・数寄屋橋交差点のすぐ近くにある。近頃、熊本のご当地キャラクター「くまモン」が人気だけあって、くまモンのキャラクターグッズが所狭しと置かれ、食品にも、観光ポスターにも「くまモン」が貼られまくっている。
病弱な肥後藩主のために開発との言い伝え
そんなくまモン効果なのか、筆者が訪れた日は近隣の晴海通り・日比谷のアンテナショップのなかで、熊本館はダントツににぎわっていた。
熊本のグルメでは、スイカ、トマトの生産量日本一なことが知られるが、お店の売り上げで、常に1、2を争う人気なのが「からしれんこん」。お店では、株式会社ふくとくの「からし蓮根」(840円)が売っていた。
このからしれんこんは熊本の歴史あるグルメで、誕生は370年前の江戸時代にさかのぼる。肥後藩の初代藩主である細川忠利が病弱で食欲もなかったのを改善するために、発明されたという言い伝えを持つ。
マヨネーズでマイルド、軽く焼くと香ばしく
たしかに、ウコンを衣に使い、レンコンの穴にからし味噌を詰めたという、内外の和の黄色は食欲を誘う。薄切りにしていただくと、さくっとしたレンコンに、ねっとりと香気あるからしがよく絡んでくるのが、絶妙だ。マヨネーズをつければ、マイルドに。トースターで軽く焼くと、香ばしさが増す。
熊本のからしれんこん、限りなくよだれが垂れそうになるイエローである。
商品名:からし蓮根
販売:ふくとく
サイズ:300グラム
価格:840円