イラン出身の吉本芸人が語る面白エピソード
『イラン人は面白すぎる!』
日本で暮らすイラン人として悲しく思うのは、イスラムに対する日本人の過剰な拒絶反応という。過激なデモや核開発疑惑からイランといえば「危険なテロリスト国家」のイメージが染みついている。でもそれは違いますよ、というのが、光文社新書の『イラン人は面白すぎる!』(著・エマミ・シュン・サラミ、798円)だ。だって、イラン人はこんなに面白くて陽気なのだから。
著者は1980年、イラン生まれだが父親の都合で10歳のとき来日し、北海道帯広市で日本での生活をスタートさせた。吉本興業のタレント養成所・NSC東京校第8期生で、お笑いコンビ「デスペラード」を結成、ライブやテレビ、ラジオで活動している。恋愛事情など様々なエピソードを通して本当のイスラム文化を知ってほしいと願う。