80歳の三浦雄一郎さんによるエベレスト登頂や、富士山の世界遺産登録などで登山に注目が集まる中、カシオ計算機は、アウトドア腕時計「プロトレック」ブランドから、新開発の「トリプルセンサーVer.3」を搭載した「PRW-3000」を2013年6月28日に発売する。
高度計測の間隔を1秒に短縮
「トリプルセンサーVer.3」には、95%のダウンサイジング化を実現した小型方位センサーと、計測精度を高めた圧力センサーを採用。カシオ独自のセンサーICを組み合わせることで、トリプルセンサーの機能を飛躍的に向上させた。
従来のトリプルセンサーモデル「PRW-2000」に比べると、高度計測する際の間隔を5秒から1秒(最初の3分間のみ)に短縮し、計測単位は5メートルから1メートルへと細かく表示できるようになった。また、方位計測は計測間隔を1秒から0.5秒に短縮しつつ、センサーの省電力化により連続計測時間を20秒から60秒に延長した。
さらに、気圧計・高度計の計測精度を約10倍に高めており、タフソーラーや電波受信機能、10気圧防水などの基本性能と合わせて使うことで、刻々と状況が変化するアウトドアシーンに対応する。
ボディは、コンパクト化を図ったシンプルなケースとソフトウレタンバンドを採用し、装着感を高めた。ワンプッシュで方位、気圧・高度、温度を計測する大型ダイレクトボタンには、滑り止め加工を施しており、グローブ装着時でも操作できる。
価格は4万2000円。