創立56年を迎えた日本コカ・コーラは2013年6月25日、コーポレートサイトを全面的にリニューアルし、「Coca-Cola Journey」としてオープンした。ストーリー仕立てのウェブマガジン型コンテンツ「コカ・コーラ ストーリー」をサイト内で展開し、通常の企業サイトやニュースリリースと異なる「もっと読みたくなる」「読んで得た情報を誰かに語りたくなる」情報の提供を目指す。
有識者の連載記事やフォトエッセイなども
「コカ・コーラ ストーリー」では、新製品や新キャンペーン、サスティナビリティ、社員紹介といった日本コカ・コーラとコカ・コーラシステムに関する情報を発信。「ブランド」「ライフスタイル」「自動販売機」「ビジネス」「イノベーション」「パートナー」など10つのトピックにまつわる記事を1週間に1~3本のペースで更新する。
「Coca-Cola Journey」編集部によるコカ・コーラシステムにゆかりのある人物へのインタビューなどの取材記事のほか、有識者の連載記事やフォトエッセイなども掲載する。アメリカやドイツの「Coca-Cola Journey」で、日本発のストーリーが英語やドイツ語に翻訳され、世界中の人々に紹介される可能性があるという。
6月~7月は、同社代表取締役社長のティム・ブレット氏と竹中平蔵・慶応大教授による対談「日本の企業を元気にするためには」や、サッカー元日本代表・三浦知良氏インタビュー「大人のおとこ、やめられないこだわり」、一橋大学イノベーションセンターの米倉誠一郎教授インタビュー「今、企業が取り組むべきサスティナビリティとは」といった記事を公開予定。
サイトリニューアルの背景には、Facebook やTwitterといったソーシャルメディアの普及がある。消費者の間でやり取りされる情報ルートが多様化したため、企業のコミュニケーション活動も新たなアプローチ方法が求められるようになっている。ソーシャルメディアアカウントとの連携も行い、コカ・コーラシステムの活動を、「コカ・コーラらしい前向きなトーンとダイナミックな切り口」で発信する。