「大変な競争を勝ち抜かなければ」
どの企業も従業員を楽させるためにあるのではないというのは当り前だろう、甘くはない。「あたらしい働き方を手に入れるには、相応の能力やスキル、考え方が求められる」「大変な競争率の中を勝ち抜かなければ、手に入れることができない」として、著者はスキルを具体的に示している。
「コラボレーション能力」「時間効率がハイレベル」「クラウドなどITを最大限活用する能力」「不確実性を楽しめる」「明文化されていないルールを読める能力」「お金だけではなく、意義を感じて働く力」などだ。行動力や自分のスタイルも必要とされる。
「今後の働き方と会社選びの指針を提示」と日経のビジネス書紹介欄(無署名)。「いずれもユニークな企業であるため、誰もが合うとは限らない」と朝日の評者・勝見明さん。
就活生が勘違いしてはいけない。「あたらしい」「先進」とは正反対の過酷労働で若者を食い物にするブラック企業にひっかからないように、しっかり見定めてかからないと。
(ジャーナリスト 高橋俊一)
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