2013年9月28日から10月8日まで行われるスポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会・第13回全国障害者スポーツ大会)の開催100日前を記念し、6月16日に都内で「スポーツ祭東京2013『ゆりーとパーク丸の内』」が開催された。
東京都での国体開催は54年ぶり
スポーツ祭東京2013は「東京に 多摩に 島々に 羽ばたけアスリート」をスローガンに開催されるスポーツイベントで、東京都での国民体育大会(国体)開催は54年ぶり3回目、全国障害者スポーツ大会は初めての開催となる。
「ゆりーとパーク丸の内」では、スポーツ祭東京2013を盛り上げる「ふるさと47応援プロジェクト」の発足式が行われ、プロジェクトリーダーのAKB48から佐藤すみれさん、阿部マリアさん、武藤十夢さん、小嶋菜月さん、名取稚菜さんと、ロンドン五輪ボクシングバンタム級銅メダリストの清水聡選手、同ウエイトリフティング女子48kg級銀メダリストの三宅宏美選手、三宅選手の父でメキシコシティ五輪重量挙げフェザー級銅メダリストの三宅義行さん、ロンドンパラリンピック女子走り幅跳びに出場した佐藤真海選手、同自転車競技に出場した大城竜之選手が登場した。
「ふるさと47応援プロジェクト」は東京に住む各都道府県出身者が、応援したい県を選んで応援団に入団し、スポーツ祭を盛り上げていくというもの。入団すると、国体と全国障害者スポーツ大会それぞれの開・閉会式の応援団専用シートに招待されるなどの特典が受けられる。6月16日に公式サイトがオープンし、入団を受け付けている。
プロジェクトリーダーを代表し、細井優・東京都スポーツ振興局長から任命状を受け取った武藤さんは、「皆さんも一緒にスポーツ祭東京2013を盛り上げていってくれたら嬉しいです」と呼びかけた。
最後は小嶋さんのかけ声で、プロジェクトリーダーが会場に集まったファンらとともに「盛り上げていくぞ!オー!」と気合を入れた。
「フォームがきれい」三宅宏美がAKB絶賛
発足式の前には、AKBのメンバーらが国体の種目のウエイトリフティング、全国障害者スポーツ大会の種目のフライングディスクを体験した。
ウエイトリフティングは三宅親子からアドバイスを受けながら挑戦し、AKBメンバー全員7kgのバーベルを頭上まで持ち上げることに成功。佐藤さんは持ち上げる前は「大丈夫かな?」と不安そうにしていたが、無事持ち上げ「重いけど持てました!」と喜んだ。「勢いでやったらできました」と話した阿部さんは、三宅選手から「フォームがきれい」と誉められていた。
フライングディスクはプラスチックの円盤状のディスクを用いる競技で、この日はディスクを投げて輪の中に通す「アキュラシー」に挑戦。AKBメンバーは全員1回ずつ輪に通すことができた。スタッフから投げ方のコツを教わって見事ディスクを輪に通した名取さんは、「アドバイスのおかげでできました」と両手を挙げて喜んでいた。