見た目ブラック、身はしっとり 福井の「焼き鯖寿司」食べ比べた

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「手押し」はふんわり、「押し寿司」はしっかり

萬谷の「焼き鯖寿司」は、より甘めな味
萬谷の「焼き鯖寿司」は、より甘めな味

   焼き鯖寿司を食べたことがない人は、皮の焼き色を見て、何となくぱさぱさした身を連想してしまうかもしれない。だが、心配ご無用。焼き鯖寿司は、鯖を焼いたあとでタレを染みこませているらしく、厚手の身はしっとりし、甘くリッチなボリューム感がある。筆者はシンプルなしめ鯖寿司も好物なのだが、少なくとも鯖の脂ノリを享受するという点では、焼き鯖寿司のほうに軍配を上げざるを得ない。

   さて、田村屋の「手押し焼き鯖寿司」(ハーフサイズ、プラ容器入り 550円)のほうは、「手押し」だけあり、シャリがふんわり柔らかめ。ガリも多め。一方、萬谷の「焼き鯖寿司」(1本、1050円)はシャリをしっかり固めた押し寿司系。ガリは少なめで、より甘めだった。鯖はトロ鯖、お米は福井県産コシヒカリを使用するなど材料にこだわっている。

   どちらも一口サイズに切ってあるので食べやすく、味も甲乙付けがたし。今まで焼き鯖寿司を5、6本は食べたことがあるが、「外れ」だったことがない。焼き鯖寿司というレシピ自体、完成度が高く、また福井の作り手の精進の結果でもあるのだろう。

   それにしても昔ながらのしめ鯖寿司も捨てがたいし、今日日の鯖寿司選びはむずかしくなったものである。


商品名:手押し焼き鯖寿司/焼き鯖寿司
製造:田村屋/萬谷
サイズ:ハーフサイズ/1本
価格:550円/1050円

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