家庭用にタブレット端末が1台あったら便利だけど、通信費や本体価格が気になってどうも手が出ない――。こうした声も少なくないなか、NTTドコモから1万円以下(キャンペーン価格)と割安で購入できる家庭向けタブレット「dtab」が登場した。
Android 4.1搭載のWi-Fi専用モデルで、追加の回線契約が不要な端末だ。画面の大きさは10.1インチ。インターネットや動画再生、ゲームなどに使用できる。編集部では今回、実際に「dtab」を使ってみた。
利用に十分なスペックで9975円
まず「dtab」のスペックから見ると、タブレット端末として通常利用するのに十分な数値を備えている。サイズは、176×257.4×9.9ミリ、重さは約633グラム。10.1インチのIPS液晶ディスプレイ(1280×800ドット)を採用し、CPUはHiSilicon製1.2GHzクアッドコア「K3V2T」を搭載。内蔵されているストレージは8GB、RAMは1GB。バッテリーの容量は6020mAh。外部ストレージとして最大32GBのmicroSDHCカードを使える。
大きな特徴は、スペックの充実度に対して価格が抑えられている点だ。ドコモの回線契約とspモード契約、「dビデオ」(月額525円)の6か月利用(実質8か月)が条件のキャンペーンを適用すると、9975円で購入できる。円安の波及で「iPad」や「iPad mini」が値上げとなる中、9975円で購入できるタブレット端末というのは割安な印象だ。追加の回線契約が不要で、Wi-Fiのみの接続のため通信費に悩まされる心配もない。
実際に手に取って見ると、丸みを帯びた滑らかな形状のアルミボディで持ちやすく、画面サイズが大きいため操作しやすい。指でタッチすると画面がなめらかに切り替わり、操作時の「ひっかかり」は感じなかった。家庭用として発売された同製品だが、どのように利用することができるのか。