ローソンは2013年5月28日、健康をサポートするサービスに力を入れた店舗「ローソン久が原一丁目店」を東京都大田区にオープンする。
「健康を応援する」をコンセプトに直営農場の野菜や健康志向の高い商品が並ぶ。街中ではなく住宅街での立地について、同社の取締役執行役員COO、玉塚元一氏は「お客様の声を聞くためのモデル店だ」と説明。売れ行きのいい商品は他店舗にも展開する予定だ。
入り口すぐに野菜コーナーを展開
同店では野菜の販売に力を入れる。入り口すぐに野菜コーナーがあり、他店舗よりも販売スペースを拡大した。有機野菜や無農薬野菜の宅配を行う「大地を守る会」や、ローソンの直営農場「ローソンファーム」で作られた野菜を陳列する。
また低カロリー、低糖質の小麦ブランで作ったパンなどプライベートブランドの商品を先行販売。ナチュラルローソンのオリジナル商品や、食材の定期宅配サービス「スマートキッチン」の商品など健康にこだわった商品が販売される。
同店では、大塚製薬やカゴメなどメーカーに専用の陳列スペースを提供、いままでコンビニではあまり販売されていなかった健康食品も並ぶ。ポイントカード「Ponta」によって蓄積される購買客層や購買頻度、買い物の組み合わせなどのデータがメーカーに提供され、今後の商品開発に生かしてもらう狙いがある。
食品以外にも健康を意識したサービスを展開。薬剤師に24時間相談可能なテレビ電話や、タニタと提携して体脂肪や筋肉量などが表示される体組成計を設置する。体組成計や同社の対応歩数計のデータはマルチメディア端末「Loppi」を使って記録することができる。7月からサービス開始を予定している。