麦飯の上に、温まった牛タンたっぷり
筆者などは、基本的に「冷めてても、すぐにおいしく食べられるのが駅弁だよね」という考え方なので、積極的に加熱弁当を選ぶことはない。でも牛タンをおいしく食べるなら、温かいのはうれしい気もするし、これはこれで正解なのか――と、やくたいもないことを思いながら、紐を引き、指定された6分間ほど待っていると、容器から蒸気が上がってきた。
フタを取ると、麦飯の上に牛タンたっぷりのって、牛タン丼といったボリューム感をかもしており、麦飯はほかほかに、牛タンは温かいぐらいに仕上がっていた。塩だれにつけこんだという牛タンは、胡椒もスパイシーにきいていて、味わいなかなかに深い。この弁当が人気なのも納得だ。それどころか、「牛タン弁当は温かいのに限るよね」と知った風な口を叩きたくなってしまった。
商品名:極撰 炭火焼き牛たん弁当
製造・販売:こばやし
価格:1300円