デジタルカメラで撮影した写真データから写真集を作るフォトブックサービス市場が盛況だ。「フォトブック普及協議会」(東京・千代田区)によると、2012年のフォトブックの国内市場は440万冊、金額ベースで95億円に成長すると予測されていた。2007年の19億円と比較して、約5倍の数値だ。
フォトブック制作経験者はまだ少なく、今後さらに伸びるといわれる中、全国FM放送協議会加盟38局が出資する番組制作会社ジャパンエフエムネットワークは、オンラインフォトサービス「snaps.com(スナップス ドットコム)」を始めた。
カレンダー、ポケットブックも作れる
「snaps.com(スナップス ドットコム)」では、写真を撮影した後、パソコンやクラウドサービスに、「つい、入れっぱなし」にしがちな思い出を、いつでも好きなように形にできるのが特長だ。日本全国で注文してから最短で中3~4日程度で届く(エリアにより例外あり)。
パソコンから「snaps.com」のHP内の写真集編集プログラムにアクセスして、正方形や長方形などの型式、ソフトやハードなどのカバータイプ、ページ数などを決め、独自の豊富なテンプレートから選択するとオリジナルのフォトブックが作れる。
専用ソフトのダウンロードなど面倒な作業は一切必要なく、「誰でもすぐに製作することができるのがポイント」だという。
このサービスは、フォトブックサービスの普及先進国である韓国のsnaps社と日本国内での運営・営業ライセンス契約して、技術・ノウハウを導入したもの。最新のオンデマンド印刷製本機により、フォトブックやカレンダー、ポケットブックのほか、今後はポストカード、ポスターなど様々なタイプの生産にも対応する。
綿密な市場調査により、上質感のあるプレミアム仕様でありつつも、同様の他社商品の実勢価格に比べて「高品質でお値打ち価格」を実現したという。
価格は、正方形スタンダードタイプ(ソフトカバー)が2490円。送料は525円。
2013年秋にはスマートフォンで編集・注文までできるアプリが登場予定。