声優のオーディションを受けるため、2013年3月にAKB48を卒業した仲谷明香さん(21)が4月30日、福家書店(東京・新宿区)で開かれた卒業記念著書『非選抜だった私を救った48のことば』(4月26日発売、中経出版)出版サイン&握手会に出席。卒業後初めてファンの前に姿を見せた。
自著の出版イベント・取材でPR
アイドルが新書を出版するとして大きな話題になった『非選抜アイドル』(12年4月発売、小学館101新書)に続く今作は、仲谷さんがメンバーやファン、家族らからかけられたり、自分の心に浮かんできたりした言葉48個を紹介し、選抜に入れなくても腐らず、あきらめず、前に進めた理由を率直につづっている。
イベントの前に行われた囲み取材では、「前作より自分の言葉を素直に書いた。普段堅い本をあまり読まない人には読みやすいかもしれないので、色んな人に読んで欲しいです」と自著をPRした。
本に収録された言葉、エピソードの中で一番心に残ったものとして、仲谷さんは共演経験のある声優の陶山章央さんに言われた「また、現場で会おうね」を挙げた。プロの声優からそう言ってもらえたことで、自分も声優としてもっと頑張ろうと思えたという。
飲食店のバイト「まだ気付かれていない」
AKBを卒業してから受けたオーディションには不合格となってしまい、まだ新たなオーディションの受験など具体的な活動はしていないが、今後事務所に入るか、声優の養成所に通うか、勉強をし直すかなど考えていくとのことだ。ちなみに今は飲食店でアルバイトをして生計を立てており、「まだ(元AKBのメンバーと)気付かれていない」という。
なお、気になる「恋愛禁止」解除後の私生活だが、「特に何もなくて、予定もないので、まだ何も考えてないです」と苦笑いしていた。
報道陣から目標としている声優を聞かれ、水樹奈々さん、矢島晶子さん、大谷育江さんの名前を挙げた仲谷さん。サイン&握手会一番乗りの男性ファンが水樹さんのファンクラブTシャツを着ていることに気付くと「奈々様だ~!」と気さくに声をかけ、ファンを喜ばせていた。