「綺麗な先生は好きですか?」「ハイ!!!」 「反面教師」伊吹留香の迫力とエロス

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人に届けるためならこれまでと違うことにもトライ

4月中旬、都内でライブを開いた(Photo by HIDEKI NAMAI )
4月中旬、都内でライブを開いた(Photo by HIDEKI NAMAI )
「いままでは気心の知れた仲間と音を作ってきたけれど、今回はプロデューサーに参加してもらった」

   参加したのはジミ・ヘンドリックスのプロフェッショナル・トリビューターとして世界的に名高いJIMISEN。はじめは、自分とどこに接点があるのかもわからなかったという。

「でもやり始めたら、私では思いもつかないアプローチで新鮮だった。『George George』が王道のR&Rになったりして」

   JIMISENらしく、ジャニス・ジョプリンへのオマージュのような音があったり、フリーのリフがストレートに飛び出してきたり、ブルースをベースにした1960年代後半のUK、USサウンドが随所に。それが、違和感がないどころか伊吹留香の血肉になって、まるで彼女のためにはじめから設えた音のよう。

「その当時の洋楽ロックってしっくりくる。同じように、私は昭和歌謡というか昭和の音楽の持っている哀愁に共鳴する。言葉が大事にされていた時代で、言葉のメロディーへの乗り方も綺麗」

◆加藤 普(かとう・あきら)プロフィール
1949年島根県生まれ。早稲田大学中退。フリーランスのライター・編集者として多くの出版物の創刊・制作に関わる。70~80年代の代表的音楽誌・ロッキンFの創刊メンバー&副編、編集長代行。現在、新星堂フリーペーパー・DROPSのチーフ・ライター&エディター。

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