寺山修司(1935~83)が監督した映画「書を捨てよ町へ出よう」(1971年)「田園に死す」(74年)「さらば箱舟」(84年)の3作品のブルーレイ版が、2013年4月24日発売される。
今なお若いファンを増やし続ける
短歌、演劇、エッセイと幅広く活躍した寺山さんが遺した作品は、没後30年となる今なお、若い世代にファンを増やし続けている。舞台が元になった強烈な実験作「書を捨てよ町へ出よう」、恐山を舞台とした集大成的作品「田園に死す」、最後の映画となった「さらば箱舟」の3作は、いずれも日本アート・シアター・ギルド(ATG)と組んで製作されたもので、映画監督としての代表作だ。
ブルーレイ化に当たっては、オリジナルネガから変換作業(HDテレシネ)を行った。発売元のキングレコードでは、「永久保存パッケージ」とうたっている。寺山映画のブルーレイ化はこれが初めて。
3作入りのボックスセットで、価格は1万5120円。