東芝ライテックは、トリプルアーチ放熱板とヒート・セパレート方式の2つの放熱技術を採用してコンパクトな形状と高効率を実現した、一般白熱電球80ワット(W)形相当のLED電球「一般電球形12.4W」(電球色)を、2013年4月下旬に発売する。
通常は明るくするとランプが大きくなりがち
LED電球は一般に、明るくするためにはより多くの電力を投入する必要があり、電力を投入するほど、その熱を放熱させるためにランプの寸法が大きくなる傾向がある。
「一般電球形12.4W」は、従来から採用している「トリプルアーチ放熱板」に加えて、蛍光体をグローブに混ぜることでLED自体に伝わる熱を分散する「ヒート・セパレート方式」の2つの技術を新たに採用することで、高い放熱性能を確立。外径60ミリメートル×全長119ミリメートルのコンパクトな電球に近い形状のまま、電球色で一般白熱電球80W形相当の明るさを実現した。
従来LED電球の配光角が約120度なのに対し、「一般電球形12.4W」の配光角は約230度と、電球形蛍光ランプに近い光が広がる。
希望小売価格は、7875円。
また、同社はミニクリプトン電球40W形相当(昼白色)・ミニクリプトン電球25W形相当(電球色)の明るさで約300度の光の広がりを実現したほか、断熱材施工器具や密閉形器具にも対応する「LED電球ミニクリプトン形5.2W 光が広がるタイプ」(2機種)を、3月21日に発売する。
希望小売価格は、電球色、昼白色とも4830円。