朝食抜けば「腸がきれいに」
『朝食抜き! ときどき断食! 免疫力・自然治癒力健康法』
これはまた、前掲の『科学が証明する新・朝食のすすめ』とは逆の健康法である。朝食を抜くだけでなく、ときどき断食せよと説く。いわく、「起きぬけの体は排泄モード。この時間に食べると、腸が汚れ免疫力が下がる。健康をめざすなら、まず朝食を抜きなさい」。講談社+α(プラスアルファ)新書の『朝食抜き! ときどき断食! 免疫力・自然治癒力健康法』(著・渡辺正、819円)は、昭和初期に「暖衣飽食」の害を訴えた「西医学」に基づく健康法のすすめである。
昨今の健康のキーワードのひとつは「免疫力」だが、この免疫力こそ「西医学」のポイントとなる自然治癒力のことで、朝食を抜き腸内をきれいにして自然治癒力を高めることが健康への一歩だと訴える。朝食抜き派の人には心強い味方だ。