「内定」前倒しで採用選考は短縮化 面接は「3回」が最多――人気企業の新卒採用傾向

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   大学生の就職希望先として人気が高い企業の、2014年春入社予定者向けの採用活動は現在どう推移しているのか。採用スケジュール変更の1年目に当たる13年春入社との比較では、採用選考スケジュールなどにどんな変化が出ているのだろうか。

   こうした疑問に答えるかのように、日経HRは2013年4月12日、「大学生の就職希望企業ランキング」上位100社のうち回答があった62社からの採用活動に関するアンケート結果を発表した。

外国人「採用する」83%、「前年より増やす」44%

   採用スケジュールの変更とは、大学生の場合なら従来3年時の10月1日解禁だった企業の採用サイトへのエントリーを12月1日に遅らせたこと。現在就活中の14年春入社予定の学生たちは変更の2年目となる。

   アンケート結果によると、14年春入社予定者向けの書類選考開始のピークについては、「3月上旬」(18.3%)が最多で、前年には最も多かった「2月上旬」(21.6%)より1か月遅くなっていた。

   一方、面接試験については13、14年とも経団連の倫理検証の規程どおり4月上旬がピークだが、「内定出し」の開始時期については14年は「4月上旬」が30.5%(前年25.5%)、「4月中旬」35.6%(前年33.3%)で、13年に比べて前倒し傾向が見られたという。

   面接回数についても、55.1%の企業が「3回」と回答。前年は「4回」が最多の50.0%を占めたが今回は32.7%にまで減少し、短縮化の傾向が強まっているという。

   回数を減らした理由として「採用コストの削減」「技術職や研究職などでは推薦方式をより多く採用」などが想定されるという。

   また、留学生や現地採用を含む外国人採用については83.6%の企業が「はい」と答え、このうち44.7%の企業がグローバルな人材を求めて「前年より外国人の採用数を増やしている」と回答した。

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