チャンスをつかむには「スキル」がいる。「スキル」がなければ、せっかくのチャンスもあなたを素通りしてしまう――
日本実業出版社から出た『チャンスを逃さない技術 勝負どころで「動ける人」に変わる』(ヘルマン・シェーラー、訳川岸史)は、チャンスの見つけ方や活かし方を丁寧に説明したドイツのベストセラーだ。
「気づき」ひも解くドイツ・ベストセラー
著者は、両親の借金約6億円をビジネスで完済し、今は経営コンサルタントとして講演や執筆を通し、ドイツ語圏を超えた活躍を見せている。
本書では、著者自身の実体験だけでなく、スティーブ・ジョブズら著名な人物らの成功のきっかけにも触れながら、ユーモアと皮肉を効かせつつ「チャンスを掴むためのちょっとした気づき」をひも解いている。
「チャンスはごくありふれたものである」「チャンスは必ずしも『未来』にあるわけでない」
といったフレーズとともに、徐々に読者を「気づき」へと導いていく。
2013年3月中旬発売。1680円。