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仁徳陵に眠るのは本当は誰なのか

『天皇陵の謎』
『天皇陵の謎』

『天皇陵の謎』

   天皇陵というと、誰しも思い浮かべるのは大阪府堺市の仁徳天皇陵だ。日本最大の前方後円墳として教科書で学んだ。ところが、そこに葬られているのは本当に仁徳天皇かどうか疑問があるといわれれば、古代史ファンならずとも興味をかきたてられる。文藝春秋の文春新書『天皇陵の謎』(著・矢澤高太郎、840円)は、読売新聞の古代史専門記者として長年にわたり天皇陵を取材してきた著者が古代史の難問に挑んだ力作だ。

   実は仁徳天皇陵ばかりではない。古代天皇陵のうち9割は別人の可能性があるというのだから驚く。目次には「実在しない天皇にも墓が…」「改造、変造、新造された御陵」といった項目が並ぶ。研究者の学説も紹介しながら秘密のベールに閉ざされてきた天皇陵の謎に迫る。もちろん、話題の箸墓古墳にも触れている。

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