太陽光発電システムの価格低下も
導入を検討する際、買い取り価格や導入費用を気にする人は多い。パナソニックが実施した意識調査では、同システムに興味をもつ1500人に、導入を検討するなら「どういう点が気になるか」を聞くと(複数回答)、「元が取れる年数(68.9%)」、「年間で節約できる電気代(66.1%)」「余った電力を電力会社が買い取る売電制度(63.3%)」と、費用関連が上位に並ぶ結果が出た。調査は、12年3月3日~6日にインターネットで1万6852人を対象に行われた。
元がとれるかどうかを計算する際、買い取り価格と並んで重要なのがシステム導入にかかる費用だ。太陽光発電システムの価格は下がっており、経済産業省によると、12年10月~12月は1キロワットあたり42万7000円になった。中国メーカーをはじめとする海外企業参入の影響で、経産省が当初想定していた1キロワットあたり46万6000円より大幅に下落している。こうした傾向も、家庭への太陽光発電システム導入の浸透を後押ししている。