ワインで育った「甲府牛」 ポリフェノール効果でおいしくなった?

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   日本の全国各地には「○○牛」と題したご当地ブランドの牛が数多くいるが、そんななかでも、少々気になる牛がいた。山梨県の「甲府ワインビーフ」(小林牧場)である。

「父」は黒毛和牛、「母」は乳牛

肉にもワイン効果が出ているか
肉にもワイン効果が出ているか

   このワインビーフとは、牛肉のワイン漬――などではない。牛に与えるエサが「ワイン」というところが特徴だ。正確には、山梨名産のワインを搾ったあとのブドウ粕をエサに混ぜている。するとブドウのポリフェノール効果のおかげか、肉質が向上するということだ。

   牛の種別で言うと、ワインビーフは黒毛和牛の父と乳牛(ホルスタイン)の母の子である交雑種(交雑牛)となっている。和牛の肉質と乳牛の育ちのよさを受け継いでいて、お値段は抑えめなのが特徴だ。スーパーなどで売っているちょっと良さそうな「国産牛」には交雑牛も多い。

   今回はお取り寄せサイト「47CLUB」から、ワインビーフの「すき焼きセット」(3500円、送料込:もも肉250グラム、肩ロース肉250グラム)を購入してみた。期間限定のサービスとのことで、特製のわりしたも付属していた。

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