ソニーは2013年2月21日、高性能マイク3基による幅広い使用シーンでの録音に対応したICレコーダー「SXシリーズ」2機種を発売した。価格はオープンだが、想定実売価格は16ギガバイトメモリー内蔵モデル「ICD-SX1000」が2万7000円前後、8ギガバイトメモリー内蔵モデル「ICD-SX734」が2万円前後とみられる。
「空気振動」考慮した外装設計
センターの「ズームマイク」と両サイドの「ステレオマイク」の3基の指向性マイク「3マイクシステム」を採用した。指向性の高い高性能マイクを使用しており、集音したい対象にズームも行える。外装設計の際には、録音時の空気の振動を考慮したうえで、通気孔の位置やサイズを決定した。
幅広いダイナミックレンジを実現する「デュアルADコンバーター」や、録音環境に応じて最適なマイク感度に自動で設定する「おまかせボイス」、録音シーンに適した録音設定ができる「シーンセレクト」、録音シーンに応じて内蔵マイクの周波数特性を最適化する「マイクロホン フレクエンシー オプティマイザー」などの機能を持つ。
また上位モデル「ICD-SX1000」では、音楽CD(44.1キロヘルツ/16ビット)を超える高音質録音(96キロヘルツ/24ビット)と、192キロヘルツ/24ビットのハイレゾリューション音源の再生に対応している。