もちとチーズの意外な関係 ホワイトデーに「北の大地」のスイーツを

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   ご当地グルメや名物料理には、その地で連綿と続く伝統をうたうものが多い。しかし長い伝統もさかのぼっていけば、いつかはオギャアと生まれた時があるはずである。各地では今も「新定番」を目指してご当地食品が続々生まれている。

   今回は、そんななかからご当地スイーツの期待の新星、北海道札幌市のわらく堂の「おもっちーず」をご紹介しよう。

「日本のチーズケーキ」がコンセプト

「しょこら」、「いちご」とバリエーションもある
「 しょこら」、「いちご」とバリエーションもある

   北海道産の乳製品を使用してつくられる「おもっちーず」は、その名の通りおもちとチーズを組み合わせたお菓子。ネーミングの妙や意外な食感が受けて、ご当地食品のコンクールでは大賞を取り、テレビ等のメディアも好んで取り上げる注目株なのだ。

   さてこの「おもっちーず」、見た目は3センチくらいのキューブ状をしている。「日本のチーズケーキ」がコンセプトだそうだが、食べてみると、チーズケーキというよりは大福もちやマシュマロなどに似ている。だが、つきたての柔らかいおもちに、チーズと甘さが練り込まれて一体化したような食感と風味は、それらとも非なり、一種独特である。一見、一食の価値ありだ。

   ベーシックな「おもっちーず」のほかに、しょこら味、いちご味のバリエーションもあり、「しょこら」はココアパウダーがまぶしてあって、少々ビター。「いちご」のほうは甘味や香料の香が強く感じられ、チーズの風味はあまりしない。「おもっちーず」本来の魅力が味わえるのはやはり「おもっちーず」なのかもしれない。

「定番」マシュマロの代わりに

   価格はいずれも6個入り1000円程度で、公式サイトの通販では「おもっちーず3種セット」(2940円、送料別、冷凍配送)なども販売している。北海道物産展や北海道アンテナショップなどで目にする機会も増えているようだ。

   そういえば来たるホワイトデーなども、マシュマロでは定番すぎるという向きは、話題性、意外性のあるこの「おもっちーず」を供してみるのも一興かもしれない。


商品名:おもっちーず
製造:わらく堂
価格:840円(6個入り)
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