もちとチーズの意外な関係 ホワイトデーに「北の大地」のスイーツを

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   ご当地グルメや名物料理には、その地で連綿と続く伝統をうたうものが多い。しかし長い伝統もさかのぼっていけば、いつかはオギャアと生まれた時があるはずである。各地では今も「新定番」を目指してご当地食品が続々生まれている。

   今回は、そんななかからご当地スイーツの期待の新星、北海道札幌市のわらく堂の「おもっちーず」をご紹介しよう。

「日本のチーズケーキ」がコンセプト

「しょこら」、「いちご」とバリエーションもある
「 しょこら」、「いちご」とバリエーションもある

   北海道産の乳製品を使用してつくられる「おもっちーず」は、その名の通りおもちとチーズを組み合わせたお菓子。ネーミングの妙や意外な食感が受けて、ご当地食品のコンクールでは大賞を取り、テレビ等のメディアも好んで取り上げる注目株なのだ。

   さてこの「おもっちーず」、見た目は3センチくらいのキューブ状をしている。「日本のチーズケーキ」がコンセプトだそうだが、食べてみると、チーズケーキというよりは大福もちやマシュマロなどに似ている。だが、つきたての柔らかいおもちに、チーズと甘さが練り込まれて一体化したような食感と風味は、それらとも非なり、一種独特である。一見、一食の価値ありだ。

   ベーシックな「おもっちーず」のほかに、しょこら味、いちご味のバリエーションもあり、「しょこら」はココアパウダーがまぶしてあって、少々ビター。「いちご」のほうは甘味や香料の香が強く感じられ、チーズの風味はあまりしない。「おもっちーず」本来の魅力が味わえるのはやはり「おもっちーず」なのかもしれない。

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