勘三郎さん、団十郎さんの後継者たちは 歌舞伎の行末と魅力を探る

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新聞記者が「素朴な疑問」解きほぐす

『だから歌舞伎はおもしろい』
『だから歌舞伎はおもしろい』
『だから歌舞伎はおもしろい』

   祥伝社新書の『だから歌舞伎はおもしろい』(富澤慶秀、777円)は、特別報道部という事件・事故の修羅場からひょんなことで演劇担当になった新聞記者が素人の目で見て、調べて、書いた歌舞伎の入門書である。「知らないことは恥ではない」をモットーに「何でだろう?」と素朴な疑問を解きほぐしながら歌舞伎の世界に案内する。

   「上(かみ)と下(しも)」、「女形」、「子方」、「仕掛け舞台」、「心中の美学」など歌舞伎の基本について興味深く解説し、今更聞きにくい「歌舞伎はどこで見られるのか」「チケットはどうやって買えばいいのか。いくらぐらいするのか」といった質問にも答えてくれる。劇場でついウトウト居眠りすることにも触れて「歌舞伎は気楽に見ればいい。日本人はもっともっと歌舞伎に親しむことが大切」と劇場に足を運ぶことをすすめる。

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