ドコモの「応援学割2013」を皮切りに、KDDIの「学割」、ソフトバンクの「ホワイト学割 with 家族 2013」と、携帯電話の学割キャンペーンが相次いで発表された。いずれも申し込んだ学生本人だけでなく、その家族も割引対象となる。新規契約や他社からの乗り換えの増加を主な目的として、毎年各社が力を入れているキャンペーンだ。2013年の今回は、各社間にどんな違いがあり、どこのキャリアで契約すると「割安」なのだろうか。
iPhone5、「3年間」でみるとソフトバンクが割安
学割キャンペーンによる割引価格を単純比較すると、もっとも割引額が大きいのはドコモだ。基本料金の780円が最大37か月無料になり、パケット定額プランも最大37か月1050円引きとなる。例えば、「Xi」(クロッシィ)対応スマートフォンをパケット定額プランで契約した場合、1人につき1か月あたり、「基本料金(0円)」+「Xiパケ・ホーダイフラット(4935円)」+「SPモード(315円)」=5250円で利用できる計算になる。ただ、ドコモのプランはKDDIやソフトバンクとは異なり、同キャリア間の「通話無料」はオプション(有料)となるため、利用パターンによっては「最も得になる」とは言い切れない。
学生を含め、高い関心を集めているiPhone(アイフォーン)5の場合はどうなるだろうか。ドコモは取り扱っておらず、KDDIとソフトバンクは基本料金が3年間無料で同じだ。しかし、パケット定額プランの割引がKDDIでは2年間、ソフトバンクでは期間制限なしという差がある。2年間はどちらも1人あたり1か月5775円という金額だが、KDDIの場合はそれ以降6300円になってしまう。
家族の1人と本人が学割キャンペーンに申し込みアイフォーン5の利用を始めた場合、学割で基本料金が無料の「3年間」同じキャリアで使い続けるとしたら、ソフトバンクのほうが計1万2600円割安になる計算だ。さらにソフトバンクには、通常価格2万1360円のテレビ機能付きデジタルフォトフレーム「PhotoVision TV」が無料になる特典もついているほか、オンラインショップで購入すると、さらにAmazonギフト券最大10000円分やお父さんオリジナルクオカードががもらえるという。