気仙沼が世界に誇る高級食材 「フカヒレ」ラーメンここに復活

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   「フカヒレ」といえば、中華料理の高級食材として有名だ。サメのヒレを干した後に戻すと、じっくり味が染みこんで、トロリとした食感がたまらない。

ご当地ラーメンの先駆的な存在

気仙沼のフカヒレ生産は、江戸時代までさかのぼる
気仙沼のフカヒレ生産は、江戸時代までさかのぼる

   そんなフカヒレの一大産地が、宮城県の気仙沼である。漁港の町である気仙沼はサメの水揚げ加工も盛んで、フカヒレは江戸時代の末ごろに、主に中国向けの輸出品として生産が盛んになった。これが品質がよいというので、今や日本や中国をはじめ、世界の多くの中華料理店で気仙沼産のフカヒレが使われているそうだ。

   ご存知の通り、気仙沼は東日本大震災で大きな被害を受けて、フカヒレ生産も激減したが、いくつかの生産者は復興を目指して奮闘している。そこで今回は、気仙沼のフカヒレ専門店の石渡商店から、2012年後半に復活したという「ふかひれラーメン」(2食入り1470円:石渡商店)を取り寄せてみた。近頃は各地のご当地ラーメンがあれこれ次々と話題になるが、気仙沼が世界に誇るフカヒレを使ったラーメンというものは、ご当地ラーメンの先駆的な存在と言えるだろう。

   さて商品の内容を見てみると、フカヒレ姿入り餡(あん)のレトルトパウチ、麺は半生タイプのストレート細麺、濃縮タイプのしょうゆラーメンスープの3要素から成っている。賞味期間は約2か月だった。

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