iPhone(アイフォーン)が次世代機で「大型化」するとの噂が絶えない。というのもスマホ界のトレンドはアイフォーン(4インチ)よりひと回り大きい「5インチ級」。実際ドコモの2013年春モデルは8機種中4機種が5インチ、ほかも大半が4インチ台後半だ。
しかし、5インチのアイフォーン……いったいどんな感じになるのか、あなたは想像できるだろうか?
縦に伸ばしたらテレビのリモコンみたいに…
台湾・中時電子報などは2013年1月21日、サプライチェーンからの情報として、アイフォーンが4.8インチの大型アイフォーン「iPhone Math」を発売するとの説を報じた。とはいえ、これまでのアイフォーンに慣れた人たちには、5インチ級のアイフォーンの姿はなかなか思い浮かべることができない。
そこで編集部では「5インチ版アイフォーン」(の模型)を実際に作り、その実現の可能性を含め考えてみることにした。
(1)縦に伸ばしてみた
4Sから5へのモデルチェンジでアイフォーンは3.5インチから4インチにサイズアップしたが、横幅はそのままで縦に伸びるという意外な方法を選んだ。これは片手での操作のしやすさを重視したためといわれる。確かに大きめのスマホだと、文字入力などのとき指が届かないことがある。
となると今回の「大型化」でも、横幅はそのままでさらに縦に伸びる、ということもありうるのでは――と思って作ってみたのが、写真の「縦長5インチ版アイフォーン」だ。
長い。
縦幅だけで5インチというサイズを実現しようとした結果、1画面あたりのアプリが8段に増えるほどの長さになってしまった。手に持ってみたが、これでは文字入力はとにかく、画面の上まで親指が届かない。何より、見た目がテレビのリモコンみたいだ。たぶん、これはないだろう。
(2)横に伸ばしてみた
縦長は無理があるとわかった。第一、「5」の時点で「縦長すぎる」という指摘があった。
そこで縦はそのままで、横幅を広げた「横長5インチ版アイフォーン」を作った。
太い。
写真の通りほとんど正方形という、スマホとしてはなかなかない形になってしまった。アイフォーンというより、どちらかというと「iPad mini mini」という印象だ。アプリの数は7列に達する。
一応手に持ってみたが、片手で操作するのはかなり無理がある。ホールドするので精一杯で、指がほとんど動かせない。ただ片手操作を諦めれば、一種の小型タブレットとしては使い勝手がいいかもしれない。