味噌ドレッシングや味噌ソースで定着を
今回、日本ハラール協会を通じて認証を受けたのは、「マル無 無添加味噌 田舎」を始めとする4製品だ。2013年1月中旬から商品の出荷をスタートする。
現時点では、味噌は日本食に使われるいわば特殊な食材でしかなく、関心があるのも中~高所得層がほとんどだ。しかしひかり味噌では、現地企業との共同開発製品などを通じ、日本食以外の用途でも「味噌」を定着させることを目指す。
「現在はまだ交渉中ですが、たとえば味噌ドレッシングや味噌ディップソースのような製品が作れれば。ハラール認証を受けているのといないのでは、現地での反応も全然違いますから、本腰を入れて販路拡大を目指したいと思います」
世界的な日本食ブームもあり、北米などではすでに多くのメーカーが味噌輸出に取り組み競争が激化しているが、ひかり味噌は人口増加中のイスラム圏を次の有望市場と見定め、「ハラール食品市場」でのNo.1を狙う。