地ビールメーカーであるサンクトガーレン(神奈川・厚木市)は2013年1月10日、バレンタイン向けのチョコレート風味ビール、通称「チョコビール」を3種のフレーバーで一斉発売する。
お菓子の「チョコ」は不使用
「インペリアルチョコレートスタウト」(アルコール8.5%、630円)は、お菓子のチョコレートやカカオは使用せず、高温焙煎した「チョコレート麦芽(モルト)」というビール本来の原料でチョコレート風味を引き出した。通常の黒ビールの2.5倍以上の原料を使用し、泡まで黒い漆黒のビールに仕立てている。味わいは甘くはなく、高カカオのチョコレートのように、「ほろ苦くビター」だという。
「オレンジチョコレートスタウト」(アルコール6.5%、525円)は、マーマレードの原料として使われる「橙(だいだい)」を皮ごと細かく刻み、長時間煮込んで風味を凝縮させ、それをビールのもとになる麦汁と合わせて発酵させた。飲んだ後には「マーマレードのような皮の苦味が味わえる」という。
パプアニューギニア産のAグレードバニラを使用する「スイートバニラスタウト」(アルコール6.5%、450円)は、濃厚な黒ビールにバニラの香りを溶け込ませた。飲み口は甘くまったりで、「後口はバニラチョコのよう」だそうだ。