米ホワイトハウスに、映画「スター・ウォーズ」に登場する宇宙要塞「デス・スター」建造を求める請願が提出され、正式に受理される見込みであることが明らかになった。
デス・スターといえば、「スター・ウォーズ」エピソード4(第1作)などに登場する、巨大な惑星型基地にして帝国軍の最終兵器だ。一発のレーザーで星を吹き飛ばすなど、劇中ではその脅威を存分に見せつけた。そんな物騒なものを、ホワイトハウスがなぜ――
「雇用創出、国防のためにもぜひ」3万人署名
この請願は、ホワイトハウスのウェブサイトを通じて提出された。同サイトでは、利用者が自由に自らの請願を投稿、あるいは他人の請願に署名することができる。そして期限内に署名が2万5000人を超えた場合、請願はホワイトハウスに正式に受理される。最近では、日本と韓国のネットユーザーの間で、慰安婦碑をめぐり「請願合戦」が繰り広げられたことが記憶に新しい。
今回の「デス・スター」請願は2012年11月14日に投稿された。請願者は、
「米政府がデス・スターを建造すれば、建築・技術・宇宙開発など各方面の雇用を創出することができます。もちろん、国防強化にもつながります」
として、2016年までに資源・資金を確保して建造をスタートするよう求めている。12月17日時点ですでに3万人近くの署名が集まっており請願受理は確実な情勢で、「ワシントン・タイムズ」ウェブ版なども相次いでこれを報じている。
正式受理された請願については、実現の可否は別として、ホワイトハウスからなんらかの回答が出される。