先日12月16日(2012年)に行われた「第46回衆議院議員総選挙」。
自民党が公明党と合わせて、衆議院の3分の2の320を超える議席を獲得し圧勝、政権を奪還しました。
しかし、投票率の方は59.3%と、選挙結果よりも戦後最低の投票結果を記録したことの方に衝撃を覚えた人も多いのではないかと思います。
どこの党に入れれば良いか分からない
そこで、今回のギャルウォッチでは、若者の政治離れの理由を皮切りに、今後、どういった施策をすれば投票率アップへと繋がるかについてお届けしたいと思います。
早速、編集部に遊びに来ていた20歳以上の大人ギャルを対象に選挙に対する率直な意見を聞いてみると…。
ギャルA『選挙に行かなきゃって思うんだけど…。ぶっちゃけ、どこの党がどんなことをしているか分からないのが本音』
ギャルB『もちろん自分達がもっと勉強しなきゃなんだけど、ウチはテレビも見ないから余計分からない』
ギャルC『ギャルも興味ない訳じゃないって思うんだ。ただ、どこの党に入れれば良いか分からないから、投票率が下がっちゃうんじゃないかな~』
といった声を聞くことが出来、大人ギャル達の中では選挙に対して興味がないという訳ではなく、投票したいといった気持ちは持っていることが分かりました。
インターネットで投票できたら…
とは言え、実際に投票するとなると、どこの政党がどんなマニフェストを掲げているかが明確に分からないことで、結果として投票まで至っていない現実があるようです。
では、どんな施策をしたら、投票率アップへと繋がるのでしょうか。
引き続き調査をしてみると…。
ギャルA『フリーペーパーみたいに、各党のマニフェストを分かりやすくまとめたものを各駅に置いたら若者の関心が湧く気がする。ってか、身近に感じそうだよね』
ギャルB『分かってないのに投票したくないよね。あと、インターネットでも投票出来るようになったら、もっと投票数が増えると思う!今の時代、ネットで投票出来ないって時代遅れな感じがする』
ギャルC『ショッピングセンターの中とかでやったら、目に付くし投票しなきゃ!って気になりそう!マルキュー(SHIBUYA109)とかね!』
といった様々なギャル的アイディアが飛び出し、今の時代だからこそインターネットでの投票や、投票所も大型のショッピングモールや繁華街に設けることで、ギャル達は政治を身近なものとして受け止め、投票率アップへ繋がるのではないかと感じているようです。
「投票しよう!」の前に「知る」ことの大切さ
ただ、これらのギャル達の意見を通し、私自身が感じたのは…。選挙前には「投票しよう!」といったワードが飛び交っていましたが、それよりもまずギャル達含め若者にとって響くのは、「投票しよう!の前に、まずはマニフェストを知ろう!」というところまで掘り下げることが重要なのではないかと感じました。
そして、若者が選挙に行かないことで、若者の意見が反映しない住みにくい日本になることを教えることも必要だと思います。
中々、政治を理解しきれていない若者やギャル達にとって、いきなり「投票しよう!」と求められるよりも、まずは「マニフェストから知る!」ということから始めた方が、選挙に興味を持てるし、結果的に投票に行こうという若者が増えそうな気がします。「投票しよう」と安易に呼びかけるだけでは、関心が低い若者との溝は埋まらないのではないでしょうか。
みなさんは、これらの若者の政治離れや投票率低下をどう感じていますか。
GRP編集部 ひろ