「やせたい」「メタボ改善を」「くびれをスッキリと」。ダイエットは現代日本の最も切実な悩みのひとつかも知れない。様々なダイエット本やサイトが百花繚乱だが、そう簡単には成功しない。あなたにピッタリのダイエット法はあるのか。飲食への誘惑が増える年末年始を前に、最近話題の3冊を上げると――J-CASTニュースの新書籍サイト「BOOKウォッチ」(https://books.j-cast.com/)でも特集記事を公開中。
睡眠不足は大敵
『眠りダイエット』「眠りダイエット」といっても、「眠るだけでやせられる!?」といったノウハウ本ではない。文芸社の『眠りダイエット』(著・竹内由美、1050円)は、ダイエットの基本はちゃんと睡眠をとることだということを教えてくれる本である。起きている時間が長ければ、それだけエネルギーの消費量が増えてやせると思い勝ちだがそれは間違い。睡眠不足こそ肥満を招きやすいのだ。
睡眠不足になるとなぜ太るのか。朝スッキリ起きられない→朝食を抜く→ドカ食いする→夜も寝る直前にドッサリ食べるといった悪循環に陥って太るのだ。それだけでない。様々な病気のリスクが高まり、仕事への意欲や自己肯定感が低下、会社や家庭での人間関係も悪化する。睡眠不足による心身への弊害を指摘した本ともいえる。