「さらに大きく、重く。さらにたくさんのことを、この中に」
「総重量はおよそ5kgでありながら、薄さはなんとわずか24.8mmを実現。太さが腕ほどもある巨大うなぎと比べればその薄さは歴然としています」
7インチ級の「小型タブレット」に市場のトレンドが移る中、21.5インチ・重さ5キロという「巨大タブレット」が上記のようなあまりにも「開き直った」キャッチコピーで売り出され、笑いでネット住民の腹筋を痛めつけている。
「持ち運べるジャストサイズ」…えっ?!
話題の商品は、KOUZIROが2012年9月に発売した「Smart Display(スマートディスプレイ)」だ。ここでの販売元はプロバイダーサービス「GMOとくとくBB」を運営するGMOインターネットで、WiMAXサービスへの加入とのセットで1万9800円という価格となっている(通常直販価格は3万2800円)。
ページでは一見アップルのようなスタイリッシュさでこのスマートディスプレイを紹介しているのだが、その大きさのためにツッコミどころだらけに。たとえば男性がカバンに入れてスマートディスプレイを担いでいる写真には、「持ち運べるジャストサイズ」とのうたい文句があるのだが、明らかに大きすぎる。男性の肩に、5キロの重量がずっしりとくいこんでいることが見て取れ、その笑顔もどこか辛そうだ。
iPad(アイパッド)やNexus(ネクサス)7との比較写真もあるが、やはりとても同じカテゴリーの製品とは思えないほどでかい。もっとも解説は「従来のタブレットよりもサイズが倍に。重さは7倍以上になりました」となぜか誇らしげだ。街中での使用例写真も、やっぱり大きすぎてほとんど不審者状態となっている。